ワクワクするようなこと やってみたい
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男の紅茶を感じた、ウバ・ハイランド工場

 高まる気持ち、車は工場の正門へ到着

 目指してやってきたウバ・ハイランドファクトリー。オークションで高値を付ける紅茶で知られています。門が開いたら何が見えるのかどんな紅茶が試飲できるのか、はやる心を抑えながら開くのを車内で待ちました。
 

ウバ・ハイランドの文字が目に飛び込む正門


  
 緊張と好奇心、私のためにテイスティングの用意

 ここの工場長の計らいで、ガイドさんと共にテイスティングルームへ案内されました。私のために工場で生産された6種類の紅茶を淹れてくれました。さっそくエプロンをまといテイスティングを開始しました。
 乾燥茶葉の状態、茶こしの茶殻の状態や香り、紅茶の水色・香り・味をチェックします。舌で味を見るときはスプーンに採った紅茶を、ズルズルと音を立てながら吸い込むように口へ入れます。霧状の紅茶が舌全体に広がるようにして味をチェックします。

ウバ・ハイランドのテイスティングに感動


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 写真で見ると、手前が大きめの茶葉、OP-1など、以降は奥に進むに従ってBOPやBOPFなど細かい茶葉が並びます。醗酵も奥に行くに従い深くなっている様子で、茶葉は黒味を帯び、渋み、苦味が強くなっていました。一番手前のOP-1は甘味もあり、ストレートで飲むのに向いていると感じました。
 いずれも、メントールの香り、強い味、カップの中には金環の姿がありました。この力強さは何なんだろう、「男の紅茶」と呼べるのではと感じました。5回も6回も飲み比べていました。気が付くと一番手前OP-1のカップは空になっておりました。

  
 この味は他の茶畑では出せないウバ独特のもの

 これはスリランカでもこのウバ州で生産する茶葉だけの特長、それも最適なシーズンの茶葉だけ。たまたま今年は雨が少なく現在もシーズンと変らぬ茶葉が採れているので実現しているとのこと。世界の紅茶好きを魅了して止まない銘茶、自分の身体でガッテンした次第です。

ウバ・ハイランドの工場建屋